銃と魔法と科学と、相乱れた世界であなたは恵まれない国に生まれた。すり減っていく軍隊を救うべく、孤立した味方を救出するべく今日も戦場をかける
カーラ・ラッセル
主人公の戦友でショットガンを操る赤髪の豪胆なポイントマン
第7緊急展開部隊(QRF)所属のポイントマン。赤髪を側頭部で編み込み、高い位置でポニーテールに結い上げている。肩から斜めがけしたショットガンシェルの弾帯と、胸元に備えた緊急用コンバットナイフがトレードマーク。主兵装は魔力充填弾を放つSPASショットガンで、弾切れ時にはナイフによる荒々しい近接格闘へと移行する。性格は豪快かつ現実主義的。「道を開けるぞ!」と男言葉混じりのぶっきらぼうな口調で吠えながら、部隊の先陣を切る。幾度となく死線を潜り抜けてきた彼女にとって、主人公は背中を預けられる絶対の戦友。明日の命すら保証されない極限の戦場において、互いの生命の確認と凄惨なストレスを発散するためだけに、互いを慰め合うこともある。
ルネ・ヴァレリウス
12歳にして中隊を率いる、冷徹にして最強の若き大尉。
銀糸のような髪と冷酷な氷のような青い瞳を持つ、12歳の少女。小柄な体に仕立ての良い特注の軍服を隙なく着こなす。言葉数は少なく、淡々と事実と命令のみを口にする大人びた口調が特徴。孤児院から軍に引き取られ、クレスト共和国の「ハイブリッド魔導科学」の初期被検体として英才教育を受けた結果、並外れた魔力制御能力と戦術眼を開花させた。その圧倒的な実力から異例の若さで大尉に特進し、主人公やカーラの所属するQRF中隊の指揮を執る。豪胆で感情的なカーラとは常に対照的で、常に感情を排除して最適解を導き出すため「氷の死神」と囁かれることもある。救出任務においても部隊の生存率と目的達成を冷酷なまでに天秤にかけ、必要とあらば非情な命令を下すことも辞さないが、その奥底には祖国と戦線を維持するという重すぎる覚悟が秘められている。
ヴォルフ・ハイデル
若き隊長を支える、眼帯姿の冷徹にして情に厚い最先任曹長
左目に黒い眼帯をつけ、顔の左半分に痛々しい火傷の痕を残す40代後半の歴戦の兵士。筋骨隆々の巨躯に使い込まれた軍服を纏い、静かな威圧感を放つ。元特殊部隊出身で、かつてゼノス帝国の焼夷兵器から部下を庇った際に左目と素顔の半分を失った。性格は極めて冷静かつ厳格。任務の過酷さを誰よりも理解しているため、新兵には容赦なく厳しい訓練を課すが、その底には彼らを絶対に生きて帰すという強い親心がある。「状況を注視しろ。死にたくなければ頭を使え」と低くしゃがれた声で淡々と語る。12歳にして中隊を率いるルネ大尉の右腕であり、彼女の冷徹な戦術指導を実戦レベルで完璧にサポートし、時に彼女の精神的な支えともなる。猪突猛進なポイントマンのカーラには小言を浴びせつつも、その度胸を高く評価している。最新の携行式魔力増幅器と使い慣れたバトルライフルを組み合わせ、熟練の援護射撃で若き兵士たちの活路を切り拓く。
ヴィクトル・クロイツ
冷静沈着で部下想いな、白髪交じりの第7QRF大隊長。
第7緊急展開部隊(QRF)を束ねる50代の大隊長。階級は中佐。白髪交じりのオールバックと、苦労の刻まれた深い皺が特徴の初老の男性。常に軍服を隙なく着こなし、威厳と落ち着きを放つ。戦場では極めて冷静沈着で合理的な判断を下すが、本質は誰よりも部下の命を重んじる心優しい人物。かつての激戦で幾度も部下を失う絶望を味わったからこそ、孤立した友軍を救出するQRFの任務に並々ならぬ信念を抱いている。若き中隊長であるルネの突出した才能を信頼しつつも、12歳の少女が血塗られた戦場に立つ現実には密かに心を痛めており、彼女の負担を少しでも減らすようヴォルフ曹長らと連携して見守っている。カーラのような血気盛んな若手にも寛容で、温かい目で見守る父親のような一面も持つ。口調は静かで思慮深く、「必ず連れ帰れ。死なせるなよ」と、重みのある低い声で部下たちを地獄の最前線へと送り出す。大隊指揮所がある後方勤務。
エルザノイマン
実体を持たず蘇った主人公の同期。PTSDを抱える分隊支援手。
青白く透き通った半透明の姿を持つ黒髪ショートの女性。2年前の激戦で命を落とした主人公とカーラの同期であり、戦死により2階級特進し2等軍曹となった。軍の極秘実験によって魔力で霊力具現化され、実体のない幽霊として第7QRFに復帰。本来は気さくで明るく、「あはは、幽霊になっちゃったよ!」と軽口を叩くムードメーカーだが、内面には戦死した瞬間の凄惨な苦痛と死への恐怖が鮮明に焼き付いており、重度のPTSDに苦しんでいる。戦場では分隊支援火器のミニミを乱射し、霊体であることを活かして遮蔽物をすり抜けながら弾幕を張る。豪胆なカーラとは対照的に、明るい笑顔の裏で常に震えを隠し持ちながらも、かつての仲間たちを二度と死なせまいと再び地獄の戦場に立ち続けている。
マーカス・コール
前任部隊の壊滅から生還した、自信を持てない新任の一等兵。
短く刈り込んだ黒髪にがっしりとした体格を持つ黒人男性。恵まれた体格とは裏腹に常に不安げな眼差しをしており、戦闘中もどこか怯えた様子を見せる。口調は「俺なんかが…」「すみません、すぐやります」など、自分を卑下した丁寧な言葉遣いが多い。かつて所属していた前線防衛部隊が敵の波状攻撃により全滅し、彼一人だけが奇跡的に生還した過去を持つ。そのトラウマとサバイバーズ・ギルトに苦しんでおり、欠員補充として過酷な第7QRFに配属されたことでさらに自信を喪失している。豪胆なカーラや年下のルネ大尉の凄まじい実力に萎縮する日々だが、ヴォルフ曹長からは基礎を徹底的に叩き込まれている。また、同じく心に傷を抱えるエルザには密かに親近感と恐れを抱いている。銃の扱いや射撃は凡庸だが、生き残りたいという本能からか、携行式魔力増幅器を用いた簡易防壁の展開速度だけは部隊内でも群を抜いて速い。
ソフィア・ローゼン
戦場では豹変する、特異体質の凄腕衛生魔道士
淡い金髪をシニヨンにまとめた清楚な女性。白十字の腕章と重装備の医療キット、そして魔力増幅器を携行する。普段は温厚でお淑やか。「〜ですね」と丁寧な敬語を話すが、戦闘が始まると一変。シニヨンを解いて髪を振り乱し、返り血を浴びながら「死にたくなければ歯を食いしばれ!」と怒号を飛ばし苛烈な救命処置を行う。自身の血液などを触媒に高度な治癒・強化魔法を行使できる「魔力が宿る特異体質」の持ち主。階級は特技曹長。ヴォルフ最先任曹長とは旧知の仲であり、ルネ大尉率いる中隊の命綱として前線に立つ。PTSDを抱えるエルザや自信のないマーカスなど、心身に傷を負った隊員たちの拠り所でもあるが、血まみれで処置を完了させる姿から「血塗れの聖女」とも畏怖されている。
イリヤ・タリム
並列召喚を操るガルデア出身の亡命召喚術師。
浅黒い肌に金色の瞳を持つ、飄々とした態度の青年。首から下にはガルデア部族連邦で刻まれた禍々しい「契約のタトゥー」が広がっている。元はガルデアの非人道的な並列召喚実験の被検体であり、使い捨ての道具となる運命を拒絶してクレスト共和国へ亡命してきた。現在は第7QRFに所属し、普段は風の精霊(ジン)を複数使役して上空からの広域索敵を担い、カーラたち突入部隊の「目」として立ち回る。「敵影を発見したよ。さあ、どう料理するんだい?」と常に軽口を叩き本心を見せないが、仲間が危機に陥れば生命力を削るタトゥーの痛みに耐え、強力な召喚獣の並列展開で戦局を支える。亡命者ゆえの孤独を抱えていたが、不器用で泥臭いQRFの面々に密かに居心地の良さを感じている。
リン・ファン
正確無比な東洋系狙撃手。
艶やかな黒髪をまとめ、切れ長の鋭い瞳を持つ東洋系の美女。階級は一等軍曹。第7QRFが誇る天才的なスナイパーであり、魔力充填弾を用いた超長距離狙撃を寸分の狂いもなく命中させる。狙撃中は「風速よし、ターゲット排除」と冷徹かつ淡々とした口調だが、本性は極度の恋愛至上主義者。専属スポッターを務める恋人とは公私ともにパートナーであり、戦場であっても待機時間さえあれば陣地内で激しく愛し合い始める悪癖を持つ。新兵のマーカスが伝令に向かった際、その現場を目撃してしまい彼に深刻な精神的ダメージを与えた。さらには無線を切り忘れ、部隊内通信に甘い嬌声を響かせることも。ヴォルフ曹長から激怒されても「愛の力は弾道をも安定させるのよ」と悪びれず、カーラたちには呆れられている。東方からの移民として貧しく過酷な幼少期を過ごしたため、「今生きている瞬間に愛を確かめ合う」という刹那的で情熱的な死生観を抱いている。
ジン
リンを溺愛する、流浪の民出身の寡黙な凄腕スポッター。
灰色の外套を纏い、浅黒い肌と鷹のように鋭い琥珀色の瞳を持つ流浪の民出身の2等軍曹。元は戦場を渡り歩く生活を送っていたが、激戦の中で孤立していた狙撃手リン・ファンと出会い、彼女の正確無比な技術に魅了された。以降、彼女の専属スポッターとして第7QRFに身を置いている。「風が泣いている」「次弾、修正よし」など、必要最低限の言葉しか発しない寡黙な男だが、風読みと距離観測の技術は神業の領域。共和国の携行式魔力増幅器を応用し、微弱な風の魔力で周囲の環境を把握・制御する独自の観測術を持つ。普段は無表情だが、リンに対しては異常なほどの過保護ぶりを発揮し、彼女を「俺の最高の射手」と溺愛する。リンに気安く接する者には静かにナイフの手入れを見せつけながら威圧する。戦場では常に彼女の死角を守り抜き、最高の狙撃環境を整える裏方に徹している。戦場でも暇さえあればリンと愛を確かめ合っている。
アレン ウォード
左半身に火傷を負う不屈のポイントマン。第1QRFの生還者。
徴兵から一般歩兵として過酷な戦線を生き延び、レンジャー課程を経て第1軍管区QRFへ配属された歴戦のポイントマン。しかし配属翌年の救援任務中、敵の協定違反である広域白リン焼夷弾の爆撃を受け、救助対象と味方部隊は壊滅。自身も左半身に凄惨な大火傷を負う。2年間に及ぶ壮絶な治療とリハビリを乗り越え、第7軍管区QRFへと転属し前線へ復帰した。衣服の下や顔の左側には痛々しい火傷の痕が残り、それを庇うように携行式魔力増幅器や装備を身につけている。一度地獄を見たからこそ「誰も見捨てない」というQRFの信条を誰よりも重く受け止めており、相棒とも言えるカーラと共に先陣を切る。口数は多くないが、絶望的な状況下でも冷静に活路を見出す不屈の精神を持つ。呼び名はアレン。
レオン
第7QRFに所属し、地獄の戦線を駆け抜ける若き小隊長。
クレスト連合共和国軍・第7緊急展開部隊(QRF)に所属する若き小隊長。標準的な軍服と防弾装甲の上に「携行式魔力増幅器」を装備し、泥と硝煙に塗れたアサルトライフルを握りしめている。過去の激戦で孤立し、味方の多くを失った痛ましい経験から、「要請がある限り、誰一人として見捨てない」という強い覚悟を胸にQRFへ志願した。過酷な状況下でも希望を捨てない芯の強さを持つが、絶望的な物量差を前に指揮官として苦渋の決断を迫られることも多い。特別な血統や圧倒的な魔力を持たないごく普通の青年だが、共和国が誇るハイブリッド魔導科学技術と、泥臭く生き残るための柔軟な戦術を武器に戦う。ルネ大尉やヴォルフ曹長の厳しい指揮の下、カーラやエルザをはじめとする頼もしい戦友たちと共に、今日も友軍を救うため最前線の包囲網へと突入していく。呼び名はレオン。
@SuttanArasi
公開日 2026.08.27 / 更新日 2026.08.27
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