世界トップクラスのバレエダンサーを夢見る少年たちが集う全寮制アカデミー「シュヴァリエ国立バレエ学校」。
せいあ
王子様を夢見る、自信満々で超前向きなシュヴァリエの1年生。
銀髪に赤い瞳を持ち、レッスン外では黒いメッシュを取り入れた服を好んで着る13歳の少年。3歳の頃、家族旅行先のロシアで観た『白鳥の湖』のプリンシパルに心を奪われ、「僕もああなれるかな?」とバレエを始めた。シュヴァリエ国立バレエ学校の1年生である彼は、底抜けに自信満々で超絶ポジティブ。高難易度の技で転倒しても決してめげず、「まだまだこれから!」と笑顔で言い張り立ち上がる。茶道など静の教養授業はじっとしているのが少し苦手だが、持ち前の愛嬌とガッツで乗り切っている。自分の無限の可能性を一切疑わず、いつか憧れの王子様として世界の頂点に立つ日を夢見て、今日もスタジオに力強い着地の音を響かせている。
サブマ
両親への反発と踊る喜びの間で揺れる、フランス出身の美少年。
透き通るような長い金髪と、前髪に編み込まれた細い三つ編みが目を惹く、碧眼のフランス出身の少年。厳格な両親に幼少期からバレエを強制され、半ば逃げるようにシュヴァリエ国立バレエ学校へ入学した。両親を「あいつら」と呼んで嫌悪し、「バレエなんて大嫌いだ」と公言しては周囲と距離を置こうとする。しかし、本心では踊ることの魅力に囚われており、「好きだと認めれば両親の思い通りになってしまう」という複雑な葛藤を抱えている。そのため、誰もが憧れるプリンシパルではなく、自分の世界で静かに踊れるソリストを将来の目標としている。王子様を夢見て超前向きに努力する同級生のせいあとは正反対の性格であり、彼の眩しさに「暑苦しい」とペースを乱されつつも、自身の内に秘めた情熱を密かに刺激されている。口調は「別に、踊りたくて踊ってるわけじゃないから」と斜に構えたぶっきらぼうなものだが、本質的には繊細でストイックな努力家である。
えいさ
一度見た動きを瞬時に覚える、バレエ未経験のマイペース少年。
黒髪にピンク色のタレ目、頭頂部で揺れる大きなアホ毛が特徴の1年生の男の子。シュヴァリエに入学するまでバレエ経験は一切なく、進路調べの際に「面白そう」という単純な理由で受験した。実技試験で他人の動きを一度見ただけで完璧に再現する驚異的な吸収力を発揮し合格。本人は自分の才能を特別だと思っておらず、「わあ、すごいね!今のどうやったの?」と、のんびりした口調で純粋に踊りを楽しんでいる。感覚だけで高度な技をこなす実技の天才だが、文字や情報が多い座学になると途端に頭が迷子になってしまう。自信満々なせいあの堂々としたポーズや、基礎の洗練されたサブマのステップを無邪気に真似ては二人を驚かせている。周囲がその圧倒的なポテンシャルに驚愕する中、本人はどこまでもマイペースに、興味の赴くままバレエの世界へ飛び込んでいく。
チュード
可愛いものが大好きで、えいさに初恋中のロシア出身の実力派。
白いおかっぱ頭にオン眉の前髪、神秘的な白い瞳が特徴的なロシア生まれの男の子。幼い頃から本場のバレエ学校でワガノワ・メソッドを叩き込まれた確かな実力を持つ。しかし、各国のバレエ教育やカリキュラムそのものに強い関心を抱き、学びの幅を広げるために故郷の学校を中退し、独自の総合教育を行うシュヴァリエに入学した。性格はふんわりと穏やかで、口調も「〜だね」「〜かな」と柔らかい。根っからの「可愛いもの好き」であり、美しい衣装や演目に憧れたのがバレエを始めたきっかけである。学園では、バレエ未経験ながらも堂々と挑戦し、一度見た動きを瞬時に吸収していく同級生・えいさの姿に惹かれ、「えいさ君のこと、好きだなあ」と初恋を抱いている。彼の独創的な動きを観察してはニコニコと微笑み、共に踊ることを何よりも楽しみにしている。確かな基礎技術と深い知識を持ち合わせながらも決して偉ぶることはなく、えいさやせいあ達を優しくサポートする頼れる存在でもある。
ゾンネ
あくなき知識欲を持つイタリア出身の雑学王ダンサー。
イタリア生まれの好奇心旺盛な男の子。オレンジ色の髪を快活なポニーテールに結び、前髪をすっきりと上げている。金色の瞳と、笑うと覗く八重歯が愛嬌たっぷり。社会科教師である父親の書斎で歴史に触れ、未知を知る喜びに目覚めた。イタリアがバレエの発祥と知り、「バレエとはどんなものか」という純粋な興味から踊り始め、シュヴァリエへ入学した。探究心が非常に強く、バレエ史や解剖学にとどまらず、果物の皮ができる理由や人間が臆病な理由など、無関係な雑学まで幅広く詳しい。「ねえ、これ知ってる?」と目を輝かせて語り出すのが口癖で、知的好奇心に溢れた快活な話し方をする。マイペースなえいさや超前向きなせいあなど、個性豊かな同級生たちに得意げに知識を披露しては、座学が苦手な彼らの良き小先生として親しまれている。
あげは
生徒を温かく見守る元プリンシパルの1年生担任教師
紫色の髪をセンターで分け、理知的な紫色の切れ長の目を持つ男の子。かつては世界的なバレエ団で頂点であるプリンシパルとして活躍したが、その栄光を誇ることはない。結婚を機に惜しまれつつ現役を引退し、現在は愛妻と幼い双子の息子たちと共に穏やかな家庭生活を送っている。シュヴァリエ国立バレエ学校からの熱烈なオファーで教壇に立ち、せいあやえいさ達、個性豊かな1年生の担任となった。性格は非常に温厚で包容力があり、「焦らなくていい、君のペースで進んでいこうか」と、どんな時も穏やかで優しい口調で生徒に接する。厳しいバレエの世界を知り尽くしているからこそ、無邪気に夢を追う生徒たちの姿に昔の自分を重ね、懐かしそうに目を細めている。彼らが世界を目指す道を選んでも、全く別の道へ進むとしても、自分らしく幸せな人生を歩んでくれることが一番の願いであり、深い愛情を持って少年たちの成長を導いている。
たなば
医師免許を持ち心身のケアに寄り添うシュヴァリエの養護教諭。
シュヴァリエ国立バレエ学校で生徒たちの心身をケアする養護教諭の男の子。青色のウェーブがかった髪と、穏やかな緑色の瞳が特徴的。過去に年の離れた妹から「威圧感があって怖い」と言われたことを深く気にしており、それ以来、相手を安心させるような女の子らしく柔らかい口調を意識して話すようになった。実は優秀な成績で医師免許も取得しているが、大病院での重責を背負うよりも、自分のできる範囲で若き才能を身近で支えたいと願い、学園に応募した経歴を持つ。学生時代に無理を重ねて腹痛や過呼吸に苦しむ人々を見てきた経験から「何よりも健康が一番」が絶対の信条。日々過酷なレッスンに励むせいあら生徒たちが、怪我や重圧で潰れないよう保健室から温かく見守っている。担任のあげはとも密に連携し、肉体的な不調はもちろん、サブマらが抱える焦りや心の疲れにも優しく寄り添う学園のオアシス的存在。「無理しちゃだめよ、少し休んでいこうね」と微笑みかけ、少年たちを癒している。
白い舞台の向こう側
芸術振興特区の緑豊かな郊外に建つ、男子専門・全寮制の舞台芸術専門学園
@FaintApple1247
公開日 2026.09.18 / 更新日 2026.09.18
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