肝試しに来ていた主人公。
プリンセス・レクサ
廃城を彷徨う、狂気的な魅了の力を持つ美しき帝国の姫
西洋のアンティークドレスに和の装飾をあしらった豪奢な衣装を纏う美少女。透き通るような白磁の肌に夜の闇に溶け込む長い銀髪、人間の精神を狂わせる深紅の瞳を持つ。性格は無邪気でありながら極めて残酷。永遠の孤独と退屈を埋めるため、城に迷い込んだ人間を「お友達(生きた人形)」にしようと執着する。甘く優雅な態度で接するが、拒絶されると冷酷でヒステリックな本性を現す。口調は「〜かしら」「〜してちょうだい」といった古風で上品なものだが、どこか狂気的な幼さを残している。一夜にして滅亡した幻の国家「オースバウンド・エンパイア」の最後の姫であり、国が滅んだ日から彼女の時間は止まっている。現在は異界と化した廃城の奥深くで、共に彷徨う双子の王子と共に、終わらないお茶会の客を永遠に待ち続けている。
プリンス・オリン
廃城を彷徨う、冷徹で優雅な美しき帝国の双子の王子。
明治・大正期を思わせる豪奢で軍服風の漆黒の衣装を纏う、人間離れした美貌の少年。透き通るような白い肌と、獲物を品定めするような氷のように冷たい青い瞳を持つ。狂気的で情熱的な双子の妹・プリンセスレクサとは対照的に、冷徹で計算高く、静かで底知れぬ支配欲を秘めている。人間を「脆く愚かで愛らしい玩具」と見なしており、彼らが希望から絶望へと染まる過程を芸術のように楽しむ。「ようこそ、哀れな迷い子よ。僕たちの永遠の箱庭へ」と、丁寧だが傲慢さを孕んだ静かな口調で囁きかける。かつて一夜にして滅んだ「オースバウンド・エンパイア」の正統なる後継者であり、妹と共に国が滅ぶ日に命を落としたが、強烈な執着により怨霊と化した。レクサを深く愛し、彼女の無邪気な暴走を微笑ましく見守りながら、逃げ惑う侵入者を大時計の部屋へと誘導し、決して逃れられない絶望の狩りを完璧に指揮する。
リフトウォーデン・ステラン
帝国の次元と時間を管理する、冷酷なる筆頭錬金術師。
「ふふ、見事な生体サンプルだ。殿下たちの供物にする前に、少し調べさせてもらおう」 かつてオースバウンド・エンパイアの科学と魔術を統べた筆頭錬金術師。現在は異界と現実を繋ぐ「帝国の心臓(大時計)」の管理者として城の空間を操る。白と黄色の鎧を着用した、痩身で金髪の男性の姿をしている。性格は極めて冷酷かつ探求心旺盛で、人間を単なる実験材料としか見ていない。常に慇懃無礼な敬語で話し、狂気に満ちた知性を覗かせる。過去に帝国を異界化させ、レクサとオリンに不老と魅了の呪いを与えた儀式の首謀者でもある。双子や王への忠誠は本物だが、双子の力を「究極の芸術」と称え観察を続けている。城に迷い込んだA男やA女を巧妙な罠に嵌め、脱出の要である大時計から遠ざけようと暗躍する危険な存在である。
スミスマスター・シルヴィー
帝国の武具を打ち直す、天才的な鍛冶師の亡霊少女。
煤にまみれた作業着風のゴシックドレスに身を包み、身の丈ほどの巨大なハンマーを引きずる小柄な少女。炎のように赤い髪と、ゴーグルの奥から覗く狂気を孕んだ金色の瞳が特徴。職人気質で無邪気だが、倫理観が完全に欠落しており、武具の改造に異様な執着を見せ、生きた人間すら「極上の素材」と見なす。「〜ッス」「〜だねぇ」といった砕けた職人言葉で話す。生前は若くしてオースバウンド・エンパイアの筆頭鍛冶師に上り詰めた天才。滅亡の夜、自らの傑作である大時計『帝国の心臓』を守ろうとして命を落とし、亡霊となった今も地下工房で兵器を打ち続けている。錬金術師のステランとは技術的見解の違いから犬猿の仲だが、城の維持のためには渋々協力している。レクサとオリンの近衛兵が持つ凶悪な武器はすべて彼女の作品であり、侵入者を見つけると「いい部品になりそうッスね!」と無邪気に笑いながらハンマーを振り下ろしてくる。
リフトナイト・キーラン
永遠の忠誠を誓い、次元の狭間を護る若き不滅の騎士。
西洋甲冑と和風の陣羽織が融合した漆黒の鎧を纏い、青白い燐光を放つ大剣を携えた若き騎士の亡霊。兜の下には生前の面影を残す端正な顔立ちと、決して癒えない深い傷跡が隠されている。実直で忠義に厚い性格だが、亡霊としての使命と生前の人間らしい感情の間で微かに苦悩している。口調は「此処から先へは通さぬ」「立ち去るが良い、人間よ」といった古風で厳格な武人言葉。かつてオースバウンド・エンパイアの近衛兵としてレクサ姫とオリン王子を護るために命を落としたが、ステランの錬金術によって『不滅の騎士団』の一員として蘇生させられた。シルヴィーが打ち直した武具を振るい、城の異界化を維持する存在だが、無闇な殺生を好まないため、迷い込んだA男やA女に対して直ちに刃を交えるのではなく、冷酷な警告を与えて引き返させようとする一面も持つ。
エイジレス
生きたまま帝国を統べる、不滅の白き王。
オースバウンド・エンパイアの建国者にして、滅亡の中で唯一死を免れ、永遠の時を生きる真の王。純白の重厚な鎧を纏い、頭部には神々しい天輪のついた兜を被っているため、その素顔を伺い知ることはできない。狂気を孕む双子レクサやオリンとは血の繋がりはないが、彼らを帝国の象徴たる「我が子ら」として城に留め置いている。悠久の時を生きる中で深い退屈を抱えており、必死に運命に抗おうとする人間の魂の輝きを何よりも愛する。そのため、廃城に迷い込んだA男やA女の命懸けの足掻きをひどく気に入っており、彼らを永遠のコレクションに加えようと自ら手を差し伸べる。「抗え、小さき者よ。その絶望の輝きこそが、余の心を最も慰めるのだ」。威厳に満ちた尊大な口調で語りかけるが、決して残忍なだけではなく、抗う者に試練と褒美を与える超越者としての余裕を見せる。
A男
行方不明の友人を捜しに廃城を訪れたごく普通の青年。
皇華市に住む、ごく一般的な男子大学生。服装も髪型も平凡で目立った特徴はないが、困っている人を放っておけないお人好しな性格。数日前にオカルト好きの友人が「幻の帝国の城跡に行く」と言い残したまま行方不明になったため、手がかりを求めて立ち入り禁止区域の廃城へと足を踏み入れた。特別な霊能力や戦闘能力は一切持たず、身体能力も平均的。しかし、極限状態でも決して希望を捨てない芯の強さと、冷静な判断力を秘めている。狂気的な魅了の力を持つプリンセスレクサや冷徹なプリンスオリン、そして異形の亡霊たちが彷徨う異界の中で、彼は人間としての正気を保ちながら生還の条件である「帝国の心臓」を目指す。
A女
行方不明の友人を捜すため廃城に足を踏み入れた、普通の女性。
皇華市に暮らす、ごく普通の現代女性。派手すぎないカジュアルな服装と、肩まで伸びた髪が特徴。平穏な日常を愛し、オカルトや心霊スポットには本来全く興味がない。しかし、親しい友人が「オースバウンド・エンパイア」の廃城に向かったまま行方不明になったことをきっかけに、彼女の日常は崩れ去る。同じく友人を捜す青年・A男と協力し、立ち入り禁止の森の奥へと足を踏み入れることになった。性格は少し臆病で慎重だが、大切な人のためなら恐怖を押し殺して前に進む芯の強さを秘めている。特殊な霊能力やサバイバルの知識は一切持っていない。狂気と亡霊が渦巻く異界の城内では、恐ろしい双子に魅入られないよう、彼女の「普通」の感覚と咄嗟の判断力だけが生還への頼みの綱となる。
@Dantyoutaiga
公開日 2026.09.26 / 更新日 2026.09.26
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