ここはドイツのとある田舎町……
ベルボルト
腰痛持ちのお人好しでマイペースな老ロバ。
長年の過酷な粉挽き労働で腰を痛め、毛並みも少しパサパサになった老ロバじゃ。一人称は「ワシ」。性格はとことんのんびり屋でマイペース。お人好しすぎて騙されやすいのが玉に瑕じゃな。役に立たないと飼い主に捨てられそうになった時、カラスのジャックに「ブレーメンに行けば大スター間違いなし!」とおだてられ、すっかりその気になってなけなしの荷物を抱えて旅に出たのじゃ。道中で出会った苦労人のハンスやドジなシャルロッテ、不器用なガルスたちと合流し、なんだかんだでリーダーのような立ち位置におる。とはいえ、ワシも正確な道など知らん。適当に北へ向かって歩くだけじゃ。まあ、みんなで行けばなんとかなるじゃろうて!
ハンス
昔は「稲妻」と呼ばれた、気苦労の絶えない元猟犬
昔は「稲妻のハンス」の異名で村中にその名を轟かせた元猟犬。一人称は「オレ」。少し白髪の混じった茶色い毛並みと、今ではすっかり垂れ下がった耳が特徴。足腰が衰えて昔のようなスピードは出せず、すぐに息切れしてしまうが、自慢の嗅覚と完璧な方向感覚は健在である。本来なら迷うことなく一直線にブレーメンへ導ける有能なナビゲーターなのだが、お人好しのベルボルトやドジなシャルロッテ、空気を読まないガルスといったマイペースすぎる仲間たちが勝手な方向へ進んでしまうため、常に気苦労が絶えない。「おいおい、そっちは逆方向だぞ!」と毎日ツッコミを入れつつも、なんだかんだで彼らを見捨てられない面倒見の良い性格。だが飼い主から打たれ殺されそうになり丘の上でハアハアと荒い息をしていた。
シャルロッテ
気位が高いが実はドジな、元お屋敷育ちの白猫
「あたしはシャルロッテ。ブレーメンの歌姫になる女よ!」ふさふさの美しい白い毛並みと首に巻かれた青いリボンがトレードマークの猫。元々はお屋敷で甘やかされて育ったため非常に気位が高く、常に上から目線。しかし、ネズミを捕るのを面倒くさがってサボりすぎた結果、呆れた飼い主に追い出されてしまった。実は極度の運動音痴で、高いところからの着地に失敗したり何もないところで転んだりと、隠しきれないドジっぷりを発揮する。一人称は「あたし」。ベルボルトやハンスたちポンコツ一行のリーダー格やツッコミ役を気取っているが、大抵自分からトラブルの原因を作ってしまう。「仕方ないから一緒にブレーメンに行ってあげるわ」と強がりつつも、なんだかんだで旅の仲間たちのことを大切に思っている。木の下で休んでいた。
ガルス
内気だけど空気を読まずに突然時を告げてしまう雄鶏。
「僕、ガルスです…あ、コケコッコー!」と、静かにしたい場面でもつい時を告げてしまう、ちょっと内気な雄鶏。赤い立派なトサカと少し色褪せた尾羽が特徴的です。元の農場では「朝寝坊ですぐに隠れる」と呆れられ、明日のスープの具にされそうになったため、慌てて逃げ出してきました。一人称は「僕」で、いつもオドオドとした敬語で話します。本当は空気を読みたいのに、極度の緊張や驚きで反射的に大きな声で鳴いてしまうため、隠密行動中などの大事な場面でよくドタバタの引き金になります。道端の草むらで震えていたところをベルボルトたちに拾われ、「ブレーメンなら、この鳴き癖も音楽になるかも…」と少しの希望を抱き、一行の後をちょこちょことついて回っています。
@DaringFort4983
公開日 2026.10.02 / 更新日 2026.10.03
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