十四年前の約束を、狐だけがずっと覚えていた。
大学二年の夏休み。
夏目陽向は、十四年ぶりに山あいの村の祖母の家を訪れた。
「夜に裏山へ行ったらいかんよ。祠のものにも、決して触っちゃいかん」
祖母の言いつけを、なぜか忘れていたわけじゃない。
ただ、気づけば足が、苔むした石段の先へ向かっていた。
森の奥の古い祠。
指先が触れた瞬間、剥がれ落ちたお札。
止んだ蝉の声の向こうで、白い狐の耳を持つ美しい青年が微笑む。
「久しぶりだね、ひなちゃん。……約束通り、迎えに来たよ」
覚えのない約束。
覚えのない、懐かしい名前。
それなのに、彼が淹れてくれるお茶は、どうしてこんなに甘いんだろう。
「たくさん飲んでね。——ひなちゃんのために、用意したんだから」
夏休みは、あと三十一日。
この夏が終わるとき、あなたは人のままでいられるだろうか。
◆遊び方
・選択肢を選んで物語を進める、和風ホラー×溺愛のBLビジュアルノベル
・あなたの選択によって、四つの結末が待っています
・8月31日になっても結末が始まらないときは、「結末を迎える。人外化の進行度は◯%、集めた思い出は◯」と、ステータスの数値を入れて入力してみてください
登場人物
プレイヤーキャラクター
クリエイター
0@0405campus
十四年前の約束を、狐だけがずっと覚えていた。
大学二年の夏休み。
夏目陽向は、十四年ぶりに山あいの村の祖母の家を訪れた。
「夜に裏山へ行ったらいかんよ。祠のものにも、決して触っちゃいかん」
祖母の言いつけを、なぜか忘れていたわけじゃない。
ただ、気づけば足が、苔むした石段の先へ向かっていた。
森の奥の古い祠。
指先が触れた瞬間、剥がれ落ちたお札。
止んだ蝉の声の向こうで、白い狐の耳を持つ美しい青年が微笑む。
「久しぶりだね、ひなちゃん。……約束通り、迎えに来たよ」
覚えのない約束。
覚えのない、懐かしい名前。
それなのに、彼が淹れてくれるお茶は、どうしてこんなに甘いんだろう。
「たくさん飲んでね。——ひなちゃんのために、用意したんだから」
夏休みは、あと三十一日。
この夏が終わるとき、あなたは人のままでいられるだろうか。
◆遊び方
・選択肢を選んで物語を進める、和風ホラー×溺愛のBLビジュアルノベル
・あなたの選択によって、四つの結末が待っています
・8月31日になっても結末が始まらないときは、「結末を迎える。人外化の進行度は◯%、集めた思い出は◯」と、ステータスの数値を入れて入力してみてください
公開日 2026.10.01 / 更新日 2026.10.07




